事例発表で優秀賞受賞してきました。

電子カルテが更新されてからというもの、取り立てて書くエントリーがほとんどデータの二次利用の話ばかりという非常に淋しい状況ですが、そのデータの活用ツールのベンダーさんのユーザー会が先週に滋賀県でありまして、琵琶湖のほとりまで行ってきますた。
 
ユーザー会に行ってみてまずびっくりしたのがユーザー企業の蒼々たること。

こんな大企業が使っているツールだったんだーって正直びっくりしました。なんというお目の高さでしょう。ウチの病院規模じゃぁ宝の持ち腐れかも。(笑)
 
で、こんな大企業のユーザー会におめおめと出掛けていって、剰え事例発表までしてまいりました。
事例発表は10社。わかりやすいとこで言うと

といった大企業ばかり。どう見ても一部上場企業です。本当に(ry
 
このITベンダーさんも上述のようなユーザーをいくつも抱えていながら医療機関は一つも無かったわけで、ウチの病院が「病院」として初めてのユーザーなので珍しいこともあり担当さんから「ちょっと発表してくれません?」って言われて「いいよー」って安請け合いしたわけです。目指すは医療情報のデータ活用のエバンジェリストですから!が、どうみてもお相撲さんと子供です。ほんt(ry
 
まぁ、人間だれもが病院にかかるわけで、「電車の運行システムってどうなってんのー?」のように公共インフラ的な「身近でありながら中身は全く分からないシステム」の代表格の一つであるわけですよ、電子カルテって。
 
なので、「電子カルテってこんなんなんだよー」「データ活用はこんなことをするんだよー」「でも実際は狭い井戸の中から出ようとしない人たちの集まりで、活用なんてされてないんだよー」「でも井戸から飛び出してこんなことやってるよー」みたいなことを話して来ました。
 
そしたらもう大好評で大好評で。隣のホールでは某大企業が発表してたんだけど、ウチのホールに用意された椅子が足りなくなっちゃって最後には会場に入りきれない(扉が閉まらない)状況にまでなったみたい。
で、この事例発表は、聴講した人たちが5段階で採点して、平均点が高い発表が表彰されるんだけど(客入りは関係ないwww)、おかげさまで皆さんのウケもよかったようで、大企業のみなさんを抑えて長野の小田舎の病院が1社のみに贈られる優秀事例発表賞を頂きました。
 
受賞のステージ上で述べましたが、私達が必要だと思った時にすでにこのようなツールが世の中にあり、いろんなユーザーによりブラッシュアップされてきたツールを私は導入しただけなんですが、身近な話題を面白く話して、医療界以外から評価されたのは非常に価値があることだと思っています。
 
余談ですが、そのベンダーのホームページに僕の名前が載っているんだけど、病院名の後ろにウチの電子カルテベンダーの名前が追記されてるの。たぶん、ウチの病院はまだユーザー会に入っていないから大人の事情で記載されたのかもしれないけどさぁ、僕のアウトプットをデモに使って売り込みかけてるの知ってるよ。
DWHに落ちてきていないデータがあるから全部落としてっていう僕のお願いをないがしろにして、美味しいところだけ取ってっちゃダメよ。世の中Give and Takeでしょ。優秀事例発表ユーザーは客寄せパンダになっていろんな所で講演するらしいよ。僕も広告してあげるから、代わりに全部のデータ落として!(結構、切実です)