信頼するということ。そしてその崩壊。

電子カルテに限らず、大多数のシステムで「開発」ー「構築」ー「企業の情報システム部門」ー「ユーザー」という構図がある。
ユーザーは「開発は現場を知らない」と愚痴る。だってそんなフローは無いのだが、ユーザーは「お客様は神様だ」の理論でいるから、自分の意見が通らなければそのベンダーは「使えないベンダー」となる。しかしそれは解決の最善手ではない。
その中間にあって大事なのは「構築」と「(企業の)システム部門」なのだ。
互いに互いの知識を咀嚼して相手に伝える。これが求められるスキルであって、最も大事なのは「真摯であること」だ。(付け加えるなら「分かりやすくTranslateするして伝えること」ことも重要だ。)
 
でも、当院において、病院のシステムリーダー(私)とベンダーのある担当の「お互いに真摯であること」「相手を信頼すること」という関係は終わりを告げた。
喧嘩したとかではなく、あまりの怠慢さにほとほと愛想が尽きた。
怒りは当然あるのだが・・・なにより無念でならない。
 
これから信頼関係を再構築する努力をしなきゃいけないのかな。男女交際と同じで、片方が好きなだけじゃ成り立たないんだよな。なんで顧客がこんな思いをしなきゃいけないのかな。
 
客観的事実として、僕は涙を流しながらこのエントリーを書いている。
 
「いつも感謝。冷静に丁寧に正確に。みんなの夢が叶いますように。 」は叶わない夢なのか。