豊かに。

昨日、辞令をもらいました。「電子カルテ作れ」という意味のもの。
でも、表面上は「医療情報システムの更新」で、それはなぜなら「電子カルテありき」ではないから。フフン
良い医療、良い看護ができるなら手段は何だっていいの。その近道がフル電子カルテだろうことは感覚的に感じているだけ。
 
情報工学を学んだけど、教授の言う「本質」が益々分からなくなってきたボクに何が出来るのかわからないけれど、病院のみんなに伝えたいことはひとつ。「毎日の仕事に満足して床(とこ)に就いてもらいたい」と言うこと。単語で言うと「豊かに」。
 
医師には、患者さまと向かい合う時間を増やし、医療水準の向上や治療成績の向上を。
看護師には、ベッドサイドで寄り添う看護を。
コメディカルには、従来の枠組みを超えたチーム医療における活躍の場を。
医療事務の人たちには、医師の代理入力要員ではなく、ましてや積み上げ型の医事のプロフェッショナルではなく、DPCや患者サービスのプロとしてのやりがいを。
そしてみんなの安心の担保として経営の安定化は欠かせないから、標準化やデータの二次利用は大事にしたい。
 
そんなものをボクは作りたいのです。
いや、ボクらが作るのです。