運命の出会い?

ひょんなことから電子カルテのデモ第2弾をしました。(第1弾は大手ベンダー2社)
いわゆる「中堅」のベンダーで、正直あまり期待はしてなかった。
ところが・・・、正直凄かった。
出来ないことはほとんど無かった。少なくとも「やりたいこと」が全部出来ちゃうような印象。(よく聞けば出来ないことはあるのだろうけど、・・・)
最もインパクトがあったことについて1つだけ話そう。
(入院外来問わず)患者の一覧に画像診断や検査結果のステータスが表示されるのはどのベンダーにもある機能。
他に無くてこのベンダーにあったのはステータスをクリックすると結果がすぐに参照できること。(他のベンダーは「カルテを開く」という作業があって、そこから検査結果を確認するという流れだったと記憶している)
これは医師に好評だった。「楽チン」であると共に、簡単に結果が確認できるが故に確認漏れが防げる可能性が高くなる。やはり医師にとって、オーダーは出したけど確認が漏れてしまうというのは非常にリスクが高いのだ。
ナースも指示受け漏れを無くすための機能には注目しているようで、それらは昨今の医療事情を鑑みれば妥当であるとともに重要な部分だと思う。
 
そして、システム屋(事務屋・医療情報屋)から見てもあのコンセプトは凄い。中堅いや大手ベンチャーならではの発想だ。
システムの設計に関わる話なので何に感動したかは書けないが、ボクも正直感動した。
これなら僕たちが目指す仕事が出来そうだという期待を抱かせるに十分だった。
(ナースからはあまり質問は出なかったけど、ボクが見るに看護はこのベンダーの他の機能と比べると相対的に出来はイマイチ。「出来る」けど「やりやすい」かはちょっとちがう)
 
でも、電子カルテから他社の電子カルテへの移行リスクと天秤にかけても少なくともバランスする。
まだまだ他ベンダーへの乗り換えは主流ではないけど、十分に検討したい。そう思わせる逸品でした。