メモリ解放ツールempty.exeが具合いいかも知れない件

電子カルテがちょいちょいフリーズして、ずっと難儀してました。
大半は電子カルテのバグというかメモリーリークのような動作の印象があり、バージョンアップや(電カルの)修正プログラムの適用で一時期よりはだいぶマシになったのだけど、いまでも散発している。
特に、このところ特定の診療科で2週間に一度ぐらいの間隔で発生しており、ドクター曰く「使ってるとだんだんと遅くなってきて、結局フリーズする」との声が聞かれたので、パフォーマンスモニタにメモリログを取るデータコレクタセットをセットして様子をみていたのだが、今日は別の端末でフリーズした。
もう、データコレクタセットで様子を見ていては埒があかないので、メモリにあたりを付けてメモリ解放ツールをYahoo!でググった。
Macなら常駐して適宜開放してくれるアプリがAppStoreにゴロゴロしてるので、Windowsにも無いのかな〜と思って。
んだば、Windows Server 2003 Resource Kit Tools に含まれるempty.exeというツールを発見したので、早速Pathの通ってるsystem32直下に入れてみた。
Windows Server 2003 Resource Kit Tools
どうやら単品を叩いただけでは動かず、batで

@echo off
empty.exe *

といった具合に開放対象を指定してあげなきゃいけないらしい。本来の利用方法は以下。

empty.exe {pid | task-name}

特定のプロセスだけ開放するのが目的で、全開放するにはアスタリスクを引数にする必要がある。
メインメモリの適正な管理が出来るempty.exeの使用方法について
 
で、診療情報管理室の数台で試してみると、これが結構効果的。最大で400MBぐらい開放される。アプリ起動中でも問題ない。
マイクロソフト謹製にしてはいい出来具合だw
だもんで、タスクでこいつを定期的に実行してあげれば良さ気。難点はbatだと一瞬DOS窓が開くので、タスクで引数渡して静かに裏で実行させてあげなきゃな。
というわけで、どうやってタスクを配布するか調べたら、USのマイクロソフトに資料がありタスクの設定がコマンドライン可能なことを知る。
Schtasks
 
パラメーターの指定に小一時間悩みましたが、とりま完成。たった一行w

schtasks /create /tn empty /tr "empty.exe *" /sc minute /mo 5 /ru system /rl highest /f
※診療情報管理室でのテスト用に5分間隔での実行

しばらくテストして、調子悪い端末から配布予定。