私のルーツとなる女性「丸山みゆき」さんについて

今週の日曜日のこと。
風呂に入りながら「今の自分を形成している源ってなんだろう?」って思い返してみた。風呂の中でそんなことを考える俺はおかしいということは置いておいて。
で、そう長い時間をかけずにある女性に行き着いた。
その女性は「丸山みゆき」さん。僕にとっては「丸山美由紀」のほうがしっくりと来る。
このblogを読んできる人に唯一説明できるとしたら「スクール・ウォーズ2」の主題歌を歌っていた人だということ。スクール・ウォーズというタイトルですら年齢が限定されちゃうんだけど。(笑)
ご本人のとっては「スクール・ウォーズ」だけを取り上げられるのは不本意かもしれないけれど、丸山美由紀さんを自分の「源」と言える私だからこそ許して頂きたい。

 
話を遡ること23〜5年前。長野市に女性アーティストを志すある女性がいました。年は私より5歳上。当時高校生の年代の女性でした。「年代」という表現をしたのは、彼女は高校を中退してアーティストの道を選択したからです。
今ではAKB48に代表されるように進学せすに芸能の道に進む、もしくは大学に通いながらアイドルをするといった多種多様な人生というか価値観が受け入れられていますが、20年前以上に「芸能の道を志すから高校を中退する」といったことは(当時)教育県であった長野県では極端に異色でした。
私がそんな彼女を知ったのは高校受験の勉強中に効いていたAMラジオでした。
彼女は定期的に上京してレッスンを受ける傍ら、長野ローカルのAMラジオでパーソナリティーを務めていました。番組のタイトルは「透と美由紀のFunny U」スポンサーのトヨタUグループの「U」を取ってつけた感が否めないのは私が大人になってから気づいた事情です。
そんなことはさておき、そのパーソナリティーのN沢透さんの柔らかい語り口調と、ラジオから聞こえてくる美由紀さんのあっけらかんとした人柄が大好きでした。
でも、その番組にも尾張の日がやってきます。
「丸山美由紀がデビューするので、レッスンに専念するため上京します」というニュアンスだったと思います。幼心に非常に悲しかったけれど、美由紀さんが、Funny Uリスナーを中心としたライブをひらいてくれるというので、悲しみよりも「あの美由紀さんに会える」と喜び勇んで駆けつけたのを鮮明に覚えています。
ライブが終わって、美由紀さんは希望者みんなと握手してくれた。当時は小心者の僕は彼女の顔をろくに見ることも出来ず、顔も直視することが出来なかった。ま、僕にもそんな時代があったのさ。
そんな僕の当時の宝物は美由紀さんのサイン入り生写真。たぶん番組の企画でもらった物だと思うんだけど、当時の僕には絶世の美少女だった。
で、ここまでが前振り。(笑)今日のエントリーは長いぞー。
 
そんな彼女の上京するきっかけとなった(であろう)のが幻のデビューシングル「Tight Beatで呼び出して」。「キュンとくる、あーなたには」で始まるあの曲です。www
そしてこの曲を通じて私の転機が訪れます。
その曲は「ドリームハンター麗夢2」というOVA(オリジナルビデオアニメ)、分かりやすく言えばテレビで放送されないアニメのジャンルの主題歌だったのです。
昔はアニメはほとんど見なかったし、OVAっていうジャンルがあることも始めて知ったのです。これが諸悪の根源www何故かOVAにハマってしまい、ガルフォースを通じて声優さんにハマり、原作の文庫(主に朝日ソノラマ)にハマり、後にヱヴァンゲリヲンを作ることで一世を風靡するGAINAX社の「トップを狙え!」「オネアミスの翼」で退っ引きならない状況に陥っていきます。
アニヲタになってからの自分を振り返ると、かなり痛い人物だったと思います。高校生の時には「魔女の宅急便」を毎週土曜日の午後に映画館で鑑賞していました。今でもセリフしゃべれます。三つ子の魂百までの痛い版です。
特に造詣を受けたのはGAINAXの情報とアナログの融合の部分の見せ方ですね。「トップをねらえ!」のバスターマシンの合体シーンのようにハイテクメカでありながら合体するときは手動で合体モードに切り替えるとか、最近で言えばヱヴァンゲリヲンセントラルドグマ使徒の侵入を許したときにどんどん汚染が広がっていく状態の投影のしかたとかも好きでした。
こうしてアニヲタ人生を歩み始めた私ですが、きっかけは丸山美由紀さんというアーティストでした。彼女に会わなければ今のヲタの私は存在せず、もっとまっとうな道を歩んでいたと思います。(笑)
 
そんな丸山美由紀さんですが、二十歳前後の時に版権の問題でそれまでのリリース作がすべて廃盤になるという苦難に直面します。
以降は「丸山みゆき」として再デビューし活動され、1996年をすぎたころから芸能界からフェードアウトしていきます。
しかし、私はどうしても気になってしかたがなく、2年に一度は必ずWebで消息を追っていました。
で、今週になってまたGoogle先生に聞いてみました。そしたら、丸山みゆきさんが長野に帰ってきて、アーティスト活動を再開しているという嬉しい情報が満載でした。
ああなんということでしょう。「自分の源って丸山みゆきさんだよなー」と思い、ふと検索したら復帰の情報がたくさん。思わずタカまってしまいました。
ご本人のblogもあるではありませんか!
アカウントがMissingを捩っているのは、当時「尊敬している」と仰っていた久保田利伸さんの、「その中でも一番好きな曲」と言っていた「Missing」からとったのでしょうと思ったけど、「丸山みゆきSing(進行形)」だと気がつくとちょっと恥ずかしい。(笑)
ああ、あれから20年近く経つのにこんなに熱く語ってしまってちょっと照れる。でも嬉しい!
是非ともライブに行きたい。娘がもう少し手がかからなくなったら嫁さんに遠慮せずに行く!