私の尊敬する人

私には医療情報学というか、病院情報システムの分野で尊敬する人物が2人居ます。
1人は国立生育医療センターのynb先生。
私が目標とする先生であり、blogや執筆物は出来る限りチェックをしています。先生は私の進むべき道の水先案内人です。
学会等でお会いする機会はありますが、私のような地方の病院の無名の者がお話するのは烏滸がましいのでいつも挨拶だけで終わってしまっています。いつか先生と会話が出来るように頑張りたいと思っています。
 
そして2人目は、私が常々このblogで「すてきな看護をしている病院」と賞賛している同じ医療圏の病院のシステム課長のT課長です。
まだオーダリングシステムすら過渡期であった時代から医療情報システムに携わっている人で、長野県の病院システムと言えばT課長と言われている方です。
T課長とは病院のシステム担当者として頻繁に情報交換をさせて頂いていて、私の考えが及ばない部分まで熟慮されている姿に感銘を受けてばかりです。
そんなT課長と先日、某F社のユーザー会でお会いしました。
ウチの病院はF社から他社にHISを乗り換えたユーザーではありますが、部門システム等でまだまだおつきあいがあり、外様ながらユーザー会に参加させて頂いているわけです。
そのユーザー会後の懇親会でT課長からありがたいお言葉を頂きました。
T課長はもうじき定年されるお年のようですが、それを踏まえて「僕は近い将来に一線を退くけれど、次の時代を担ってくれるであろう君のような人材がいてくれて私は安心だ」というニュアンスの言葉でした。
不覚にも、涙ぐみました。
尊敬している人に認めてもらえるなんて、僕はなんて幸せなんでしょう。
僕は誰かに承認してもらう欲求が非常に強い人間です。自己顕示欲と言うとなんとなく言葉が悪いので「承認」という言葉を使ってます。
そんな僕だから、人一倍うれしかったです。
 
承認といえば、先日退院後初診患者のリストを作ったことをエントリーしました。
内容はリンク先を見て頂きたいけど、要は退院して初めての外来受診の患者さんの病棟での状況を事前に情報収集しておき、患者さまの受診に備えたいということ。
まずはその診療科だけで作ったんだけど、それを外来師長に報告したら非常に喜んでくれて、他の外来でも使い始めた模様。
たまたま所用で外来のカンファレンスルーム(スタッフ室)に行ったときにその師長さんと主任さんから「ありがとう」って言われた。
「看護の継続性を大事にすることはとてもいいことなので微力尽くしました」と言ったら、「そうなのよ!そういうことを何も言わずに分かってくれるのが江頭君(仮名)しかいないのよ!」と。
これも僕にとって大変うれしいことでした。
承認してくれる人がいるから、僕はまだこの病院にいれるんだ。そう思います。