感染性胃腸炎患者の推移

感染性胃腸炎が流行していますね。
 
かく言う私も、先々週始めにロタウイルスに罹り、先週末にノロウイルスアデノウイルスに罹りました。
ロタウイルスは大人の罹患は稀だそうで、開業医の先生も怪訝な顔をしていました。
ま、そのお陰でベルトが緩くなり、いいダイエットになりました。
 
そんな話はさておき、今日は部下が良い仕事をしたので記録エントリーします。
当院は電子カルテ二次利用DWHから抽出したデータを加工して別DBに格納して「可視化」に取り組んでいるのはご存知のとおりです。
去年はインフルエンザが大流行したため、インフルエンザの陽性件数・陽性率を週ごとにまとめて院内のポータルサイトに表示するということをやりました。
今度はINFBらしいじゃないですか?
 
今年はインフルエンザよりも感染性胃腸炎ということで、昔取った杵柄宜しくBOSSから「今年は感染性胃腸炎やらね?」と打診がありました。
全病院で抽出すると抽出ロジックが面倒で即時性が無いので「急病センター受診患者で、病名に胃腸炎を含む患者」にしようと決定。
「ミヤBMが処方さてれいる患者にしよう」と冗談言ってましたが。
 
で、私がやったことは「いいですね」と言っただけ。
既に急病センターやERのデータは三次利用データベースに格納済みなので、そこから「病名に胃腸炎を含む患者数」を抽出してグラフにしてポータルに貼る作業は部下が小一時間で作ってくれました。

小一時間ってとこが重要で、ほんとに一時間かからないんです。で、あとは夜間にジョブが流れるので勝手に更新されていく。
部下はデザインが好きという一面もあってビジュアル的に凝る面もあるのですが、今回はシンプルにサクッとやってくれました。
もう、可視化の部分はある程度私の手を離れて、ちゃんと部下に継承させることが出来ているということの現れでもあります。
 
自分だけが使えるものではなくチームのみんなが誰でも作れること、その仕組みを考えるのが私の仕事だと考えていたので、その目的がある程度達成されていることは喜ばしいことです。
今後は、部下が自分で「こういうデータを出したら面白いだろう」という、自発的にアイディアを出し、そして自分で創り上げるところまで引き上げたいと思っています。
 
今日は旨い酒が飲めそうです。


 

電子カルテ関連のエントリーまとめはこちらから