看護を見に来てもらった

今日は、以前の日記にも登場したボクが思うに「素敵な看護」をしている病院の看護部が視察に来てくれた。
どうやら先方の病院もウチの病院と同時期にフル電子カルテ化するみたいなので、「ウチ、看護は電子化されているから気軽に見に来てちょ」って言ったら気軽に見に来てくれた。すぐに。(笑)
ウチはこの医療圏では唯一「看護」が電子化されている病院だから、ちょっと古くても「で、実際はどうなの?」っていうところを見に来てくれたんだと思う。
普通は、というか多分だいたいこういうことは看護部が対応(説明)するんだけど、看護部長は「この子が一番分かっていますので、この子が説明しますね」って全部任せてくれた。超嬉しかった。
なので、包み隠さず全部話した。いいところも悪いところも。
ま、システム的な悪いところはほぼ改善されているので、ベンダーの悪口にはならないし、そういう部分でのベンダーの努力も知って欲しかったからなんだけどね。
 
実際、看護を電子化して経験したことは沢山あった。
言い方は悪いけど、看護部には「人柱(ひとばしら)」になってもらってしまった面が多々ある。単純な話だけど無線LANに関して病棟のベッドサイドの一部がデッドスポットになっているとか、大きくは「そんな要望されてもお金ないし・・・」とか・・・。
だからこそ「次は・・・」の想いに繋がっている。
 
だけれども、電子カルテ更新について医師にボクの経験はうまく伝えられていない。すごくストレスだ。もう少し語彙があればと心底落ち込んでいたけど、こうやって誰かに経験を話せることはとても嬉しい。
 
先方の看護副部長さんが言ってくれた。
「あなたは何でそんなに看護に詳しいの?」って。
本当は言いたかった。「看護の魅力にとりつかれてしまったんです。この病院だけでなく、地域の他の病院でも良い看護をして欲しいんです。ボクが出来ることはコンピュータ上でお手伝いするしかないけど、コンピュータをいう無機的なものに僕は心を込めます」と。
そんなことは言わなかったけどね。「システムを作るにあたって勉強したんです」としか・・・。システムを作ってから得た経験のほうがよほど大きかったのだけどね。
 
ああ、これを書いている今、他の病院の看護師長さんからアドバイスを求めるメールが来ました。
嬉しいです。
「あなたにベッドサイドにいて欲しい」。そう思える看護がどこの病院でも受けられるように、頑張ります。