エクササイズガイド

ヘルスケアがトレンドの昨今。その理由は先日の日記にも書いたが改めてメタボリックシンドロームとヘルスケア・医療費の関係を。
糖尿病合併症・脳卒中心筋梗塞を引き起こす動脈硬化。このリスクを高める因子が高血糖・血中脂質異常・高血圧(所謂「メタボリックシンドローム」)である。高血糖は「TNF-α」「FFA」「レジスチン」、血中脂質異常は「FFA」、高血圧は「アンジオテンシノーゲン」などのホルモンより引き起こされ、これらは内臓脂肪の蓄積による脂肪細胞からの分泌増加が大きな要因であると言われている。
逆から言うと、「内臓脂肪の増加」→「脂肪細胞からの不都合なホルモンの分泌増加」→「高血糖・血中脂質異常・「高血圧」→「動脈硬化」→「糖尿病」「脳卒中」「心疾患」といった連鎖反応が起こるというわけ。
ということは、糖尿病・脳卒中・心疾患の予防には内臓脂肪を減少させることが有効だというわけ。ひいてはこれらの疾患を予防することで医療費の削減を目指すというのが一連の考え方。
 
内臓脂肪を減少させるためには「食生活の改善」と「運動量の増加」が効果的であり、これらを背景としてヘルスケアがクローズアップされている。
上記については「健康づくりのための運動指針『エクササイズガイド2006』」にて述べられていることの抜粋。
食生活の改善については「食事バランスガイド」に譲るとして、運動量の増加による健康づくりをテーマにいかにITを上手に利用するかについて研究を進めてます。