人生前半最後の日

この日の日記に書いた人生を72才と仮定した時の正午(ちょうど半分)の時をあと1時間後に迎えます。人生前半の大晦日ですけど、ERで日直してました。
で、勤務終了後速やかに移動してNagano Memorial On Iceを夫婦で見に行ってきました。
シニアクラスの滑りもすごかった。村主章枝鈴木明子織田信成もすごかった。とても素敵なIce showでした。特別だったのはやかり荒川静香。実は今まで男子フィギュアと荒川静香は見たことがなかったのです。(浅田真央キム・ヨナも見たことあるねん)
男子が簡単そうにトリプルアクセルやるのもすごかったし、荒川静香の華麗な滑りにはやはり魅了されました。競技フィギュアと違いShowは観客もリラックスして見れて心地良かったです。
SS席で前から2列目だったのでとても寒かったけど、楽しい時間を過ごしました。
 
そして、もうすぐ正午です。
思えばこの人生の前半、序盤は当然のことながら憶えていないけど、朝ごはんの時間を過ぎてからはいろんなことがあったな。
中学は厨二病だったし、高校は重度のヲタだったし、行きたい学校に行けず遠方の学校に親に迷惑をかけて行かせてもらい、それでも無難に就職はしたけど偉い人は頭が固くてアレだったし、プライベートも挫折した。
唯一達成感を得た電子カルテ作りも、いい勉強にはなったけどやはり自分の力不足を感じた。
思えば10時まではごくごく普通だったけど、ここ2時間はいろんなことがあった。
 
なにをどう間違ったか、大学に入り、そして大学院を出た。
その動機はやっぱり初めて電子カルテを作って学んだこと、そしてその時出来なかった忸怩たる思いの二つの種が自分の中で大きく育った結果だと思う。
教授はコンピュータウィルスを初めて(国内初めて?)作り、2007年に世界で初めて「円の内側と外側がつながっていない」ことを論理的に証明した人だった。まったく順序が逆だけど、とても素晴らしい人生の師だった。
そして、師が良く口にしていたこと、「本質は何か」をすごく考えるようになった。
卒業した今も常に心がけている。今は「電子カルテの本質は何か」「電子カルテに出来ることは何か」が命題で、明日の誕生日(日曜日)が明けた月曜にはベンダー各社から提案書と機能回答書が戻ってきます。
真剣に評価しなきゃいけないからまず1週間は寝れないな。人生の後半の三ヶ日としては最高(最悪)だね。
でも、この三ヶ日で人生の午後の方向性が決まると言っても過言ではないし、人生の残り半分を決めるのは今まで生きてきた人生あってのことなので、悔いの残らないように頑張ります。
 
今晩はフィギュア見たあと、奥さんが誕生日祝いに行きつけの寿司屋に連れてってくれたので、少々酔っ払っております。
とりとめのない日記だけど、人生前半の締めくくりにどうしても書いておきたかったので、徒然なるままに書きました。