看護必要度2016年度改定シミュレーションしました-その後

前回のエントリーで、2016年度改定に向けた看護必要度のシミュレーションの結果、当院は20%ぐらいにしかならないと書きました。
http://d.hatena.ne.jp/double2you/20160119/p1
 
納得できないのでSPSSを引っ張り出してきて、統計的に検証した結果22%ぐらいは確保できているはずという結論になり、データとロジックの再検証を行いました。
結果、「A得点3点以上」のフラグを立て忘れてました。(∀`*ゞ)テヘッ
なんというケアレスミス。(笑)
そこは今回の改定のキモだろwアホかお前はwというツッコミは甘んじて受けます。すみません。
 
前回のエントリーを見て、直接問い合わせて頂いた皆様、大変お騒がせ致しました。
当院は昨年1年間実績ベースで25.6%でございます。これで看護部も安心するでしょう。看護部長に説明する前に気がついてよかったー。
 
さて、再検証データの分析を行っているところですが、外科系、特に呼吸器外科・消化器外科・泌尿器科・婦人科・口腔外科の伸びが半端ないです。ほぼ倍増で、呼吸器外科に至っては50%を超えてるwww
M項目(全麻の術後)のインパクトは相当なものがありますね。今回のシミュレーションでは一般全麻の3日で行いましたが、当院は鏡視下手術が多いのでこの数値よりももっと増えるのは確実です。
他方、整形外科の伸びはイマイチです。M項目に骨の観血的手術がありますが、全身麻酔に限定されていることが影響していると推察します。
また、脳神経外科はほぼ横ばいです。当院はSCUがあるので、脳外科の術後に一般病棟に戻ることが殆ど無いので、これは道理でしょう。
 
しかしまぁ、腎臓内科・呼吸器内科・消化器内科といった内科系は15%で頭打ち状態です。
他の診療科が稼いでくれるので病院全体では基準を満たしそうですが、病棟別に見ると、前述した呼吸器外科・消化器外科・泌尿器科・婦人科病棟以外は基準に達しません。
病棟単位での施設基準が強制されるようになると内科系病棟は対策が必要と思われます。
 
が、今日の所は、議論されているMaxの基準であろう25%をクリア出来そうで一安心しました。