診療情報管理室への組織改編

2011年9月1日をもって電子カルテ更新のために足掛け2年半にわたり活動した「次期システム準備室」が発展的に解消され、診療情報管理室に再編・統合されました。
といっても、メンバー的にはあまり変わりがないのだけど、私としてはとても大きな改組です。
最も大きな理由としては、やはり診療情報管理士さんたちと1つの組織になったことです。
過去には「医療情報課」として私たちと診療情報管理士さんとが一緒に仕事をしていましたが、院内のパワーゲームによって解体された経緯があります。
あれから4年以上の月日が経過し、今回ようやく元に戻ることができました。そして、「兼務」が多かったメンバーも、大多数が診療情報管理室専任となり、兼務も入れて16人ぐらいの大所帯となりました。
私はシステム管理チームのリーダー、信頼できる友人は診療情報管理チームのリーダー、そして尊敬できる上司が副室長というほぼ最高の形で実現されて嬉しい限りです。
ここまでこちらの意向が通ったことは、常々このBlogで書いているデータの二次利用と可視化を具体的に見える形で経営陣にアピール出来たという側面も少なからずあると思います。「でないもの」と思っていた情報が「出る」ということを直球で投げかけたわけですから。
 
これからは、経営指標はもちろんですが、診療の質評価、パスのバリアンス分析によるPDCAサイクルをまわすこと。これらを診療情報管理士さんたちと一緒になって取り組んで行きたいと思います。

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