インフォメーションセンター開設

電子カルテ更新に向けたインフォメーションセンターを定期的に開設することにして、本日から開始しました。
狙いは2つ。ひとつは「電子カルテ更新に対する不安を少しでも和らげること」。ふたつ目は「検討しなければならない事項の収集」です。
とかく、マクロに見すぎたりミクロに見すぎたりで、全体最適化が図りにくいシステム更新ですが、みんながある程度満足してくれるものを作らなきゃいけないし、その気概を見せることによって協力も得られるってもんです。

で、今日は医局入口に設置。医局に出入りするドクターを捕まえて(捕まえる時点でおかしいのだが…)、話を聞きました。
素数は少ないですがある程度二極化してました。
電子カルテ分かんないけどどうなるの派」と「データの二次利用ってどの程度出来るの派」です。
前者にはテンプレートやセットの活用をアドバイスするのは想定済みで、アドバイスを受け入れてくれた感じがありました。ただ、小児精神科的な部分はやはりテンプレートでは難しいのだろうという感触も得ました。明日にでもカルテ見てみます。
他方、「二次利用ってどうなの?」的なドクターには説明が難しい。なにしろ、電子カルテでは学会に提出するデータなどは抽出出来ないと思い込んでいるからです。
その思い込みはおおよそ正しいから困るんだけど、今回のシステムは違うのよって説明するのが大変だった。
一通り説明して「じゃぁ、それで抽出したデータをうちの科が持ってるデータベースに入れればいいのね」って理解になっちゃう。
目指すものは違うんですよ先生。
学会だろうが何だろうが、ロジックを作ってさえおけばいつでもそれが最新の最終的なアウトプットなんですよ。仮に学会の規約が変わっても、ロジックの一部修正で新しいアウトプットが可能なんですよ。そういうシステムを作るのです。
なかなか言葉では通じないことは分かっています。ですが、そこの理解無しにインプット(データの意味付け)は難しいので是非理解して欲しいです。
全てのデータは電子カルテにあり、いつでも抜き出せる。それが目指すところです。