医療情報学会2

医療情報学会2日目です。
ゆっくり寝ていたいところだけど、朝イチから面白そうなセッションがあって、参加。
今日の所感。
パス学会は面白い。
朝イチのセッションってのが、パス学会の主要メンバーの先生方がこぞって演者となってパスの話をしてくれたんだけど、これがまぁ面白いこと面白いこと。
みんなでガチャガチャやってる感がすごい。もうね、全然アカデミックじゃないんだけど、むしろそのほうが本質を見失わないんだなぁと、なんか、突き抜けちゃってる。
ウチの病院のパス担当がどんなことを思い描いているのかやっと分かってきました。
発表の中で先生がこんなことを言いました。「(電子カルテにおける)パスの基本的な機能はそろった。次は分析だ」と。分析できるような仕組みを作って、質の向上に僕も寄与したいと思いました。
頭の中に描いていることができれば、ボクは彼らの力になれるはず。
 
あとは、主に看護のセッションを1日中聞いてました。
昨今は医療情報部に看護師さんの配置が進んできたので、そのような立場の人の発表が多かったです。
が、どうも言ってることが良く分からない。抽象的だったり、文句に終始してしまって、結局どうすればいいのってのが見えてこない。
たとえば看護機能の標準化の議論になったときに、「もっとベンダーに声が伝わる仕組みを・・・」っていう、「ベンダー単位で頑張ってね」って話になってた。ユーザー会の活用?違うでしょと。
JAHISにしたってIHE-Jだって、もともとは同じ問題を抱えていたけど、彼らは自分たちで標準化したわけ。本質論として、ベンダーに「よろしく」じゃダメさ。「何が必要であるか」を整理して、それを要求していくのも学会の存在意義の一つじゃないのかな。ポスター発表じゃないんだからもうちょっと踏み込んだほうがいいと思う。言ったもの負けになる(作業させられる)かも知れないから言わないのかな?
 
あと、看護必要度
鹿児島大方式は非常に興味ある。B項目はいちいち評価するより、入院時の患者状態+DPCコードからある程度推察できる可能性があるって話。(A項目はHISで自動抽出すれば、そもそも毎日の評価が不要になる→現場の負担が減る→ウマー)
ただ、現在の看護必要度の評価項目も直接ケア量の推定が主目的で発生したもので、ちゃんとタイムスタディした結果に基づいている。他方、鹿児島大方式もタイムスタディを行ったという発表を以前の学会で聞いたことがある。
では、いったいどっちがより現実に即したタイムスタディなの?ということが疑問として残ったな。
その場では論点が整理できなくて質問出来なかったので、学会の会期中に先生にあったら聞いてみようと思う。
 
なんだか今日は看護漬けでした。
 
夜は部下と瀬戸内料理に舌鼓。牡蠣も、小いわしもウマーでした。ウマウマ