人生初の「講師」です。

来週、とある研究会で「講師」をさせて頂くことになっています。看護必要度の活用っていうお題で、内容はまぁ充足率の評価がメインで、患者あたりの看護必要度をチラっと。行き着く先は「看護師足りねぇよ!」ってとこ。
夏に師長会で師長さんたちに説明した内容を改編して講演のスライドを作っているのだけれど、これが思うように進まないのですよ。モチベーションがあがらないのですよ。
自分で分析して思うのは

  • 看護師の業務の定量化に興味を持つ人がどれだけいるのだろうか。ボクの興味にどれだけ共感されるのだろうか。

という「承認されないのではないか」という不安がひとつ。
もうひとつは先にも書いたけど

  • 結局、「看護師足りない」って叫んだって沸いて出てくるわけじゃない

ってこと。
贔屓目に見て「県で10本の指には入るだろう」ぐらいのウチの病院でも看護師は足りないのよ。
毎月毎月分析結果を師長会に提出していたけど、今月はだそうかどうか考えてしまう。
秋の深まりとともに病床利用率はそりゃもうすごいことになっていて、必然的に看護必要度もすごいことになる。ひいては充足率(ナースの忙しさ)が笑えないレベルに達してきているわけ。「強烈な忙しさです。以上」と言うしかない状況。
ボクは思う。どんなに「看護師足りません」って数字で示したって、どこかから沸いてくるわけじゃない。景気のように公定歩合の調整やばら撒きで市場のマネーを操作することが出来るわけじゃない。「無いものは無い」のであるよ。
そんなことを自分で出したデータを目にしながら考えていると、ひどく絶望的な気分になるわけ。
そんな中での「講師」。
「看護業務を定量化して、活用しましょう!でも看護師はいません」って言うしかないの?