看護必要度と物理的距離の相関性

先日の学会で刺激を受けたことと、6月分の看護必要度のデータが出たのでちょっと分析してみた。2時間ほど。
お題は「病室への距離と看護必要度の相関性」。
要は、ナースステーションから病室への距離と看護必要度項目について相関性を出してみたってこと。
結果は、相関係数がA項目は-0.147であったのに対しB項目は-0.607であった。
これから言えることは、私の勤務する病院では入院病室の決定にあたってはモニタリングや処置などの「医療」の部分は要素ではなく、患者の状況等の「看護」の部分が大きなウェイトを占めるということであると考える。モニタリング及び処置の項目が全くと言っていいほど影響していないというのは驚き。
であれば、入院に際してB項目を評価すれば、およそどの病室に入院するのが適当かアセスメントすることが出来るってことだよね。夜勤帯でリーダー未満のナースが病室を決めなきゃいけない時があるとするとお役に立てるのかな。なんて考えちゃうよね。
 
とにかく、看護を定量化したデータが手に入るようになったのは嬉しいし楽しい。
どんなデータとリンクさせようかなと思案中。